今までと、これからも···

今日は待ちに待った花見日和！

本当はもう少し早めに見に行こうって約束をしてたけど、2人の都合がなかなか合わなくて先延ばしになっていた

でも今年は寒い日と暑い日が変な感じで続いてたから満開になったのも最近だったから良かった

「お花見に来るの遅くなったけれど今頃に来れて良かったわね」

「そうやね、ちょうど見頃やもんなぁ」

「···ねぇ、ちょっと寄り道していかない？」

「ん？ええよ」

寄り道したのはついこの間まで通っていた音ノ木坂学院

私達は卒業したばっかりで···

ここも桜が綺麗に舞っている

「ふふ、どうしたん？」

「いえ、満開の桜をどうしても希と2人で見たいなぁって思ってね」

「卒業式の日はまだまばらやったもんねぇ」

「うん···」

私が何故今日ここに来たいと言ったかは希にはバレているかもしれないけれど改めて言っておきたい事があったからで

「あのね、希。今まで本当にありがとう」

「急にどないしたん？」

「私と出会ってくれて支えてくれてありがとうってしっかり伝えてなかったなぁと思ったの」

「うちは、何もしてないよ？えりちが自分で頑張ったことやろ？」

「そんなことないわ。あなたがいつも支えてフォローしてくれてたからよ」

私はいつも思った事はそのまま言ってしまって言い方もキツイから周りと衝突してばかりだった。でも希と出会って友達になって生徒会を一緒にするようになってからはそんな私を希が上手にフォローしてくれてたから周りと衝突する事がなくなっていた

「そんなことないんやけどなぁ、でもありがとう」

「それとね、また大学も一緒に通えるじゃない？だからこれからもよろしくね？」

「ふふ、そんなん当たり前やん？うちこそよろしくなぁ？」

「もちろん！」

希と一緒に居ると物凄く安心できるし、落ち着ける

これからも、よろしくね？